千本格子、枡格子、角麻の葉など、組子細工をふんだんに使った神棚

お札を祀り、家庭内の日々の平穏を祈りましょう。

日本の観光ルートには、必ずといっていいほど、神社やお寺へに立ち寄ることが多いでしょう。
神社やお寺では、お守りやお札を買い求める場合もあるかと思います。しかしそれらを持ち帰った後、どのように扱ったら良いかわからないという方も多いようです。
日本では、お守りは身に着けて持ち歩き、お札は神棚にお祀りします。

神棚の設置をお考えの方には、見た目にも日本文化を感じ、飾っても美しい「組子細工」の神棚はいかがでしょうか。

こんな人におすすめ

  • 神社仏閣巡りが好きな人
  • お札を正式に祀りたい人
  • いつでも自宅で祈りたい人
  • お札を通して日本文化を深く感じたい人
  • 本物の組子製品をお探しの方

 

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作品コンセプト

日本の風習「神棚」×日本の伝統工芸「組子」

 神棚×組子

神棚について

神棚は日本古来の文化で、家の中に神様を祀る棚のことです。
神棚にお守りを置くことは、まるで家の中に小さな神社やお寺を作ったようなものです。神棚に向かって手を合わせることで、いつでも神様に祈りを捧げることができます。

神棚には様々なデザインやサイズがあるので、お好みに合わせて選ぶことができます。
設置場所は、リビングなど家族が集まりやすい、明るく清潔感のある場所が理想的です。
賃貸の場合は、壁掛けタイプは壁を傷つけてしまうため、置き型がおすすめです。

神棚といえば、かつては神社の本殿を模したタイプが主流でしたが、近年は日本の住宅事情に合わせて、コンパクトサイズで和洋どちらのインテリアにも合わせやすいモダンなタイプが人気です。

組子細工について

組子とは、釘を使わずに木材を幾何学模様に組み合わせる日本の伝統的な木工技法です。組子は神社仏閣と深い関わりがあります。平安時代には既に建具に用いられていた組子の原型が現れ、江戸時代に大きく発展しました。また、同時に神社仏閣の欄間にも組子が用いられるようになり、技法は大きく進化しました。現在では、200種類以上の組み方があります。

このように、清らかさと美しさを感じさせる組子細工は、古来より日本の神社仏閣で用いられてきました。私たちは、神棚に参拝する人々が、その日本らしい佇まいに心豊かに寄り添ってほしいという願いを込めて、組子細工をふんだんに用いた神棚を制作しました。

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作品の特徴

ヒノキ製

ヒノキは美しい外観と高い耐久性を持つ最高級の建材で、古来より神社仏閣の建築に用いられてきました。
本作品もすべて国産の檜無垢材で作られており、神棚に最適な木材です。

 


日本の伝統的な組子技法を多用

本作品には、背面の「千本格子」、前面の「枡格子」、そして右上の「角麻の葉」という3種類の組子模様が用いられています。
釘は使わず、小さな木片を組み合わせて複雑な模様を作り上げています。
組子模様にはそれぞれ意味があり、願いを込めて用いられることもあります。

千本格子

千本格子

繊細さと誠実さを併せ持つこの構造は、現代においても日本建築の襖や組子欄間に多く用いられ、時代を超えて愛され、現代のインテリアにも調和するデザインです。格子模様は、権威と伝統の象徴として、歴史的建造物にも多く見られます。

枡格子

枡格子

優雅でスタイリッシュなデザインながら、構造的にも強度があり、プライバシーを守るために用いられることもあります。
シンプルなフォルムで、和洋どちらのインテリアにも合わせやすい文様です。
格子の升目は魔除けの意味があり、健康と子孫繁栄への願いが込められています。

角麻の葉

角麻の葉

麻の葉文様は日本を代表する文様で、亀甲形ではなく四角で囲まれたこの模様は「角麻の葉」と呼ばれます。
麻の葉文様は魔や災いを祓い、物事を安定させるとされています。

祠を思わせるシルエット

和洋どちらのインテリアにも合わせやすいモダンなスタイルでありながら、片勾配の屋根は神を祀る祠(ほこら)を彷彿とさせるデザインとなっています。

祠

後光を思わせる角麻の葉

背面右上には、光と輝きを表現する「角麻の葉」の組子文様が施され、安置されたお札から後光が差し込むような印象を与えるデザインとなっています。

後光イメージ

エレガントで丈夫な格子フェンス

お札を守る柵は、強度に定評のある格子柵で作られています。お札を置く部分は奥行きがあり、複数のお札を置くことができます。また、前面にお札やお供え物を掛けても安心な強度を備えています。

安定性と省スペースの両立

置き型の神棚を設置する場合、場所を取ったり倒れたりしてしまうと困ります。
安定性を確保するため、台座には厚めの木材を使用し、奥行きも深くしすぎないようにすることで、省スペースで飾れるデザインに仕上げました。

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組子作りの工程

この神棚の製作にご協力いただいた組子職人による組子製作の工程をご紹介します。

(1) 製作図の作成

図面

ご注文内容に応じて製作図を作成します。
「三つ組手」と呼ばれるタイプの台座を作る際は、全ての三角形が正三角形になるように設計します。

(2) 材料の選択

作品のイメージに合わせて木材を選びます。木材はそれぞれ黄、緑、赤、茶など、それぞれに自然な色があり、それらの色を組み合わせることで絵画のような模様を作り出すことができます。また、木材の硬さも様々で、強度や加工のしやすさにも影響します。用途や予算に合わせて、最適な木材をクライアントに提案します。

(3) 木取り

木取り

組子細工の材料を準備するために、「木取り」の工程が行われます。美しい組子を作るには、正確な寸法の木材を切る必要があり、この工程の一部は機械によって効率的かつ正確に行われます。

(4) 土台を作る(地組み)

木取り木取り木取り

地組みとは、組子模様を埋め込む骨組みのことです。地組みは、等間隔に切り込みを入れた2種類の薄い板を組み合わせて作られます。
切り込みの大きさや角度は決まっており、ずれると板がぴったりと合わなくなるため、高い精度が求められます。

 

(5) 組子模様の「葉」を作る

組子柄の部品の作成組子柄の部品の作成組子柄の部品の作成

組子模様を作るために必要な小さな部品を「葉」といいます。組子模様の種類や大きさによって必要な「葉」の種類や大きさ、枚数が変わるので、必要なものを製作します。

(6) 組子模様を作る

組子柄の作成組子柄の作成組子柄の作成

組子模様は、地組みに葉を差し込むことで表現されます。小さなパーツはあらかじめ組み合わされています。
指先よりも小さいものもあり、差し込む方向を間違えると組み合わなくなるものもあるので、慎重さと根気強さが求められる作業です。

(7) 仕上げ

鉋がけ

仕上げは、部品をかんなで削り、研磨し、台座の角を滑らかにした後、本体に組み付けて完成させます。塗装やラッカー塗装を施す場合もあります。

 

組子の美しさを間近で体感

「現代の名工」や「黄綬褒章」などの賞を受賞した組子職人の作品です。
ぜひお求めいただき、お手元で素晴らしい逸品をご覧ください。

組子細工

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