ペイント&プレイ

鬼とお多福

描いて、踊って、遊ぼう。
日本の伝統行事などを体験できるセット。

自分でお面に絵付けをしたり、完成品のお面を使って、日本の童謡や昔話、伝統行事などを楽しみましょう。

こんな人におすすめ

  • 日本の文化を体験し、学びたい人
  • 小さなお子様でも楽しめるグッズが欲しい人
  • 自分で作って遊べるものが欲しい人

日本の鬼

様々な性格や役割を持つ日本の鬼

日本の伝統芸能や伝統行事には、鬼がよく登場します。一般的には鬼は恐ろしく悪いイメージがありますが、日本の伝統文化に登場する鬼は、悪者だけでなく、頼りがいのある存在として描かれることもあります。
祭りや行事によって、鬼の性格は全く異なります。日本の伝統行事や昔話を通して、そんな神秘的な鬼や神様の姿を感じてみてください。

日本の鬼

(左から)石見神楽の鬼、秋田県のなまはげ、新潟県の鬼太鼓、岐阜県善光寺

日本の伝統行事「豆まき」

「豆まき」って何?

2月の節分の日に「鬼は外、福は内」と言いながら、煎った豆をまく日本の風習です。
鬼のお面をかぶった大人や、幸運をもたらすとされるお多福のお面をかぶった大人が登場し、鬼役に豆を投げて悪いものを追い払います。
季節の変わり目に発生しやすい病気や災害を鬼に見立てて祓う儀式ともいえます。

正式な豆まきの方法

地域や家庭によってやり方が若干異なりますが、その一つをご紹介します。
(1) 福豆を用意する
節分の豆節分の豆まきに使う豆は「福豆」と呼ばれ、霊力があると言われています。そのため、豆まきを始めるまでは、神棚や家の高い場所にお供えします。
(2) 鬼の侵略を防ぐ
イワシの頭と柊の葉鬼が玄関から侵入するのを防ぐため、門や玄関先に「イワシの頭をつけたヒイラギの小枝」を飾ります。これは鬼がイワシとヒイラギを嫌うと言われているからです。
(3) 豆まきは夜に行う
豆まき鬼は真夜中にやってくると言われているので、夜中に家族みんなで豆まきをします。玄関、ベランダ、窓など、すべてのドアを開けましょう。
(4) 一家の主が豆をまきます。
豆をまくのは家長の場合もあれば、地域によってはその年の干支に当たる人や厄年の人がまくこともあります。
(5) 叫びながら豆をまく
枡に入った福豆を取り出し、玄関や窓から「鬼は外」と唱えながら家の外に2回まきます。その後、鬼が戻ってこないようにすぐに玄関や窓を閉め、今度は家の中に「福は内~」と唱えながら2回豆をまきます。
(6) 豆を食べる
豆まき豆まき豆を蒔き終わったら、自分の年齢と同じだけの豆を食べます。

絵付け+遊び

絵付け絵付け

お面の完成品を見ながら、絵の具で絵付け体験をお楽しみください。
日本の地方では神楽の観光イベントとして顔を描く体験が開催されることもありますが、限られた時間しか体験できません。この商品を使えば、ご自宅でゆっくりと絵付けを体験でき、ご満足いただける作品に仕上げることができます。

 

セットは3種類ございますので、お好きな組み合わせでお買い求めください。

 

節分と神楽

節分には多くの神社で神楽が奉納されます。その際には、豆まきが行われることもあります。神楽の鬼面が、豆を撒く鬼として使われることもあります。

日本の昔話「泣いた赤鬼」

この童話は、人々から恐れられ、避けられてきた鬼たちが、実は人間と仲良くなりたいと願い、様々な努力をする物語です。
赤鬼と青鬼の友情物語でもあるため、幼い子どもたちの心を育む教材として、多くの作品に用いられています。

日本の童謡と振付「鬼のパンツ」

イタリアの歌「フニクリ・フニクラ」をモチーフにした童謡です。幼稚園では、子どもたちが鬼に扮して、楽しく踊りながら歌います。


民芸品の神楽面を作る人々

これらの神楽面は、備中神楽の発祥地に近い矢掛町において、主に高齢者のグループによって制作されています。神楽面の収益は、介護施設などで利用される福祉用具の購入に充てられます。

神楽面は古新聞紙から作られています。新聞紙と水をミキサーで混ぜて紙粘土を作り、石膏型の上に乗せて十分に乾燥させます。型から取り出しその表面をサンドペーパーで磨いて原型を作ります。
下地として、胡粉と呼ばれる貝殻から作られた白い絵の具を塗り、再び乾燥させます。
この工程を何度も繰り返し、何層にも重ね塗りしていきます。この工程を経て、いよいよ絵付けの段階に入ります。この作業工程は、通常3ヶ月かかります。

これらの作業は高齢者にとって非常にやりがいのあるものです。
このように、マスクはリサイクル資源から作られています。これはエコロジーとSDGsの観点からも素晴らしい取り組みであり、伝統文化の伝承、高齢者の生きがいの創出、そして最終的には社会貢献という、多面的なメリットのある活動です。

張子面の制作